2月24日、週末NY貴金属市場の金は上昇。トランプ米政権に対する不透明感から、安全資産としての金は買われた。前日にムニューシン米財務長官が米テレビとのインタビューで、トランプ大統領が掲げる大規模な税制改革について「8月の議会休会までに行う」と語ったことから、来週28日に予定されているトランプ氏の議会演説でも、税制改革の具体的な内容が出てこないとの見方が広がった。これを受けて外為市場でドル安が進行し、安全資産としての金は買われ、昨年11月上旬以来、約3ヶ月半ぶりの高値をつけた。ただ、終盤にかけて利益確定の売りに押され、上げ幅は限定的となった。白金も上昇。金の上昇に連動して買われた他、米株価の上昇も買いの材料視された。