3月1日、NY貴金属市場の金は下落。米早期利上げの高まりから金は軟調に推移。米連邦準備制度理事会（FRB）高官らによる早期利上げに前向きな発言を受けて、3月の連邦公開市場委員会（FOMC）での利上げ観測が強まったため金は売られた。トランプ米大統領が前日の議会演説で1兆ドルのインフラ投資を表明したことを好感し、ＮＹダウが急伸。投資家がリスク選好姿勢を強めたことも金を圧迫した。しかし、終盤にかけ売られ過ぎによる買戻しに下げ幅は限定的となった。一方、白金は下落。金の下落に連動し売られた。米株価が市場最高値をつけたが、相場には影響を与えなかった。