3月5日、週明けNY貴金属市場の金は下落。米株価上昇を受け安全資産としての金は売られた。朝方は堅調に推移。4日投票のイタリア総選挙で欧州連合（EU）懐疑派政党の躍進が確実となったことを受け、投資家のリスク回避姿勢が広がり、比較的安全な資産とされる金は買われた。ただ、その後は続落していた米株価が反発したことで、リスク回避姿勢が後退し、終盤にかけ軟調に推移した。一方、白金は下落。金の下落に連動し売られた。ただ、米株価が4営業日ぶりに上昇に転じた事で、安値拾いの買いも見受けられ下げ幅は限定的となった。