6月28日、NY貴金属市場の金は下落。外為市場でのドル高、ユーロ安継続を受け金は下落。ドルが対ユーロで強含みで推移していることが引き続き圧迫要因となり、ファンド筋の売り物が先行する展開。一時1250ドルを割り込んだ。その後は、本日発表された今年第１四半期の米国内総生産（GDP）確定値が予想を下回ったことを背景に買い戻される場面も見られた。しかし、米株価の上伸を眺めて投資家のリスク選好姿勢が強まったため、終盤にかけ小幅下落して引けた。一方、白金は下落。金の下落に連動し売られた。米株価上昇には反応を示さなかった。