11月12日、週明けNY貴金属市場の金は下落。外為市場でのドル高、ユーロ安を受け金は下落。英国の欧州連合（EU）離脱交渉をめぐり、月内の妥結は難しくなってきたという悲観的な報道が伝えられ、このところの合意期待が後退したため、ユーロが対ドルで軟調に推移し、ドル建てで取引される金の割高感が強まり3営業日続落。ただ、米株価が大幅安となっていることから、投資家のリスク回避姿勢が広がり、比較的安全な資産とされる金を買う動きもみられ、下げ幅は限定的となった。一方、白金は下落。金の下落に連動し売られた他、米株価大幅下落も下げ要因に繋がった。