4月5日、NY貴金属市場の金は下落。外為市場でのドル高、ユーロ安を受け金は軟調に推移。本日発表された3月のADP全米雇用報告で、民間就業者数が市場予想を大幅に上回る良好な内容となったことを受け、米景気の先行きに楽観的な見方が広がり外為市場でドル高、ユーロ安が進行、加えて利上げペースが加速するとの観測から金は売られた。取引終了後に発表された米連邦公開市場委員会（FOMC）議事要旨で、早期利上げを連想させる文言が示されなかったことから、金は買い戻され下げ幅を縮小した。一方、白金は下落。金の下落に連動し軟調に推移。しかし、金同様にFOMC議事要旨を受け、時間外取引では下げ幅を縮小した。