8月24日、週末NY貴金属市場の金は上昇。外為市場でのユーロ高、ドル安を受け金は上昇。米連邦準備制度理事会（FRB）のパウエル議長はこの日、米ワイオミング州ジャクソンホールで開催中の経済金融シンポジウムでの講演で「さらなる緩やかな利上げが適切だ」と述べ、次回9月の連邦公開市場委員会（FOMC）での利上げを示唆。ただ、同議長の発言は「インフレ率が（FRB目標の）2％を超えて加速し、物価が過熱するリスクの明確な兆候はない」とも述べ、発言内容が想定されたよりも「ハト派的」だったと受け止められ、利上げペース加速への警戒感が後退し金は買われた。一方、白金は上昇。金の大幅上昇に好感し買われた。ただ、商いは薄く低調。