2月28日、NY貴金属市場の金は下落。市場の関心は、米商務省が２９日に発表する１月の米個人消費支出（ＰＣＥ）物価指数に向いている。市場予想（ロイター通信調べ）では、コアＰＣＥ物価指数は前年比２．８％上昇、上昇率は前月（２．９％上昇）から鈍化する見込み。前月比では０．４％上昇（前月０．２％上昇）と予想されている。米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）の利下げ時期を探る上で重要な判断材料とされる同指標の結果を見極めたいとの思惑から、投資家は模様眺め姿勢を維持。相場は１０ドル程度の値幅で方向感に乏しかった。