11月4日、NY貴金属市場の金は下落。外為市場でのドル高の一服を眺め小動きに推移した。NY原油先物市場の下落や、引き続き米連邦準備制度理事会(FRB)が、予想よりも早く政策金利を引き上げるとの思惑が強まったことを背景に軟調に推移した。ただ、市場では7日に発表が予定されている米雇用統計に注目されており、雇用環境の改善が確認された場合は早期利上げが早まり、金にとっては弱材料となる見る向きが多い。白金も下落。金の下落に連れ安となったことに加え、NY株式市場の高止まりを背景に下落して引けた。