11月6日、NY貴金属市場の金は下落。新規材料のないなか、外為市場でのドル高ユーロ安を受けて金は軟調に推移した。欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が理事会後の記者会見で追加金融緩和に含みを持たせる発言を行ったことを受け、外為市場でユーロ安ドル高が進行した。これを受け安全資産としての金の魅力が薄れ、2010年4月以来、約4年7ヶ月ぶりの安値を付けるなど7営業日続落して引けた。ただ、終盤にかけ最近の売られによる買戻しにに下げ幅を縮小し小幅安で引けた。白金も下落。金の下落に連動した。米株式市場が史上最高値を更新したが、白金の上昇には影響を与えなかった。終値としては2009年7月以来、1200ドルを割り込んで引けた。