11月14日、週末NY貴金属市場の金は上昇。ショートカバーやテクニカルの買い及び米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げ開始を遅らせるとの思惑から上昇。朝方は本日発表された10月の米小売売上高が0.3％増と市場予想0.2％を上回る良好な内容となったことを背景に軟調に推移した。その後発表されたミシガン大消費者信頼感指数が改善した一方で、インフレ期待が2002年以来の低水準に落ち込んだため、米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げ開始を遅らせるとの見方が浮上。外為市場でドルが対ユーロで下落。これを受け金が反発。一時1トロイオンス＝1192.90ドルをつけるなど約2週間ぶりの高値圏に浮上した。白金も上昇。世界的な景気後退懸念による工業用需要の減少から売られ軟調に推移した。しかし、その後はドル安や金の上昇に連動して買われ1210ドル台を回復して引けた。