12月12日、週末NY貴金属市場の金は下落。最近の上昇による利益確定の売りや週末を控えポジション調整の売りに小幅下落。本日発表された12月の米ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値が市場予想を上回り、約8年ぶりの高水準を記録した。これを受けてリスク回避姿勢が後退。安全資産とされる金の魅力が低下した。また、NY原油の下落にも圧迫された。ただ、終盤にかけ安値拾いの買いも見られ下げ幅は限定的となり小幅安で引けた。白金も下落。本日発表された11月の中国鉱工業生産指数が前年比7.2％上昇と市場予想(同7.5％上昇)を下回り同国の工業用需要減少懸念と米株式市場の大幅安が下げ要因につながった。