2月2日、週明けNY貴金属市場の金は下落。朝方は前週末の上伸を受けた利益確定の売りに押された。しかしその後は、本日発表された1月の米ISM(供給管理協会)製造業景況指数が1年ぶりの低水準に落ち込んだことで、ドルが対ユーロで軟調に推移。これを受け金は買い戻された。前週末の米国内総生産(GDP)や、1日から2日にかけて発表された中国製造業購買担当者景況指数(PMI)の低調も改めて金の買いを支援した。しかし、下げ幅を縮小しただけに留まり、上昇には転じなかった。白金も下落。金の軟調に連動した他、ファンド筋の売りに押された。NY株式市場の上昇には反応を示さなかった。