2月4日、NY貴金属市場の金は上昇。中国の追加金融緩和を受け金は買れた。朝方は、前日の下落による安値拾いの買いが見られるなか、中国の追加金融緩和を受けて同国の金需要が回復するとの期待感が強まったことや、ギリシャの債務をめぐる交渉が難航するとの思惑に加え、ADP全米雇用報告の低調も支援要因となり金に買いが集まった。しかし、その後発表された米サプライ管理協会(ISM)の1月の非製造業景況指数が56.7と市場予想を上回ったことを受け、売られる場面も見られ終盤にかけ上げ幅を縮小して引けた。白金も上昇。前日発表された米新車販売が良好であったことが改めて材料視され堅調に推移した。しかし、終盤にかけ上昇基調も続かず、金相場の値動きに連動し小幅高で引けた。