2月12日、NY貴金属市場の金は上昇。NY原油先物相場の上昇やギリシャの債務問題懸念や外為市場でのドル安ユーロ高を受けて金は小幅上昇。朝方は、ユーロ圏臨時財務相会合でギリシャ支援問題が合意に至らなかったこと、また1月の米小売売上高が低調だったことでリスク回避としての金買いが先行。原油高や対ユーロでのドル安にも支えられて堅調に推移した。しかし、その後ウクライナ東部情勢を協議していたロシア・ウクライナ・ドイツ・フランスの4ヶ国首脳会談で、停戦に向けて合意に達した報道を受けて安全資産としての金の魅力が薄れ売られた。他、16日のユーロ圏財務相会合に先立って、13日にギリシャ当局者と欧州連合(EU)などとの会合が開かれる見通しとなり、ギリシャ債務問題への懸念が後退したことでもリスク回避姿勢が弱まり、終盤にかけて上げ幅を縮小して引けた。白金も小幅高。朝方は米株式市場の上昇に好感した買いで上昇。ただ、終盤にかけ金の上げ幅が縮小されると、白金も連動して売られ小幅高で引けた。