2月19日、NY貴金属市場の金は上昇。ギリシャの財政不安を懸念材料に安値拾いの買いで上昇。朝方は前日引け後の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨に、連邦準備制度理事会(FRB)は利上げ開始に慎重との見方が広がったほか、ギリシャの支援延長要請に対してドイツが難色を示したことから、ギリシャの財政不安が再燃し、安全資産として金が買われ一時20ドル超の反発となる場面も見られた。ただ、その後発表された米週間新規失業保険申請件数が、市場予想を下回る良好な内容となったことから、外為市場でドルが対ユーロで上昇。これを受けて金も売られ、上げ幅を縮小して引けた。白金も上昇。金の値動きに連動し終盤にかけ上げ幅を縮小した。