2月26日、NY貴金属市場の金は上昇。米早期利上げ観測が後退するなか、ショートカバーの買戻しやポジション調整の買いで上昇した。米国の早期利上げ観測の後退を背景としたファンド筋の買いや、春節(旧正月)明けに伴って中国の実需筋が市場に戻り、買いが活発化した。また、イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言を受けて、利上げ時期が遅れるとの見方が強まったものの、本日の米消費者物価コア指数や耐久財受注が良好であったため、外為市場でドル高ユーロ安が進行。これを受けて上げ幅を縮小して引けた。白金も上昇。金の上昇に連動し買われた。たた、終盤にかけ米株式市場の下落を受け、上げ幅を縮小した。