3月17日、NY貴金属市場の金は下落。米連邦公開市場委員会(FOMC)の政策決定を翌日に控え、神経質な商いのなか小幅下落。様子見ムードが漂う中、テクニカル的な売りに押され、一時は昨年12月1日以来、約3ヶ月半ぶりの安値をつけた。しかし、終盤にかけ、安値拾いの買いで下げ幅を縮小して引けた。白金も下落。引き続き、中国の景気減速懸念を背景とした工業用需要の低迷観測で売られた。2月米住宅着工件数の大幅低下(2月の住宅着工件数は前月比17.0％減少)なども材料視され、2009年5月4日以来となる1100ドルを割り込んだ。