4月2日、NY貴金属市場の金は下落。上昇による利益確定の売りに押され軟調に推移。低調な米経済指標などを受けて買いが殺到した、前日の流れに対する反動から利益確定の売り物が先行する展開。本日発表された米週間新規失業保険申請件数が良好な内容となり、リスク回避姿勢が後退したことも下げ足を強め、一時は1200ドルの節目を割り込む場面も見られた。しかしその後は、明日発表される3月米雇用統計の内容を見極めたいとの思惑から様子見ムードが漂ったほか、明日の米国市場が「グッドフライデー」の祝日により休場となることで市場参加者が少なく、積極的な商いは控えられ、下げ幅は限定的となった。白金も下落。金の軟調に連動した他、　前日の大幅高による利益確定の売りに下落して引けた。