4/9 NY貴金属=金、プラチナ下落
2015年04月10日
| 金 | 1193.60 | -9.50 | |
| PT | 1157.00 | -9.30 | |
| 銀 | 16.176 | -0.278 | |
| NY | ドル/円 | 120.60 |
海外貴金属市況コメント
4月9日、NY貴金属市場の金は下落。外為市場でのドル高ユーロ安を受け、金は軟調に推移。本日発表された米週間失業保険申請件数が良好な内容となったほか、ギリシャが国際通貨基金(IMF)へ4.5億ユーロの融資返済を実行した事で、同国の信用不安が後退。投資家のリスク選好姿勢が強まり、安全資産としての金の魅力が薄れた。また、IMFのラガルド専務理事が「ドルは米国の経済を反映しており、強過ぎるとは言えない」と述べたほか、「日欧は金融緩和が必要」との見方を示したため、外為市場でドル相場が対ユーロで上昇し、これを受けて金は売られた。市場では、前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を受けた、根強い6月の利上げ開始観測も材料視された。白金も下落。金の下落に連動しファンド筋等の売りに押された。米株式市場の上昇には反応はしなかった。






