4月14日、NY貴金属市場の金は下落。朝方は米経済指標を受けた買いで上昇したが、終盤は米早期利上げ観測の根強さから軟調に推移した。朝方は本日発表された3月の米小売売上高が0.9％と市場予想(1.0％)にわずかながらも届かなかったことを背景に、早期利上げ観測が後退し買いがが優勢となり、1200ドル近辺まで値を戻した。しかし、終盤にかけ早期利上げ観測浮上や米株式市場の上昇を受け、金は売られ下落して引けた。白金も下落。金の軟調に連動した他、中国の景気減速懸念に圧迫された。しかし売りが一巡すると、売りすぎによる安値拾いの買いや、NYダウの上昇にも支えられ、前日とほぼ変わらずの小幅安で引けた。