5月7日、NY貴金属市場の金は下落。新規材料のないなか外為市場でのドル高ユーロ安を受け金は下落。本日発表された米週間新規失業保険申請件数が26万5000件と、市場予想の28万件を下回る良好な内容となり、これを受けて早期利上観測が浮上して金は売られた。一時は1180ドルの節目を割り込むなど水準を切り下げる展開となった。ただ、前日発表された民間の雇用指標は低調だったため、明日発表の4月米雇用統計も弱い内容となれば利上げ観測の後退につながる可能性もあるために買い戻しも見られ、終盤下げ幅を縮小して引けた。白金も下落。金の下落に連動し軟調に推移。米株式市場の上昇には反応は薄かった。