5月13日、NY貴金属市場の金は上昇。低調な米小売り統計の発表をうけ金に買いが集まった。本日発表された4月の米小売売上高が前月比横ばい、変動の激しい自動車・同部門ディーラーを除く売上高が0.1％増となり、いずれも市場予想0.2％増を下回り、ドルが主要通貨に対して下落。これを受けて安全資産としての金が買われたほか、米連邦準備制度理事会(FRB)による早期の利上げ観測が後退したことを受け、一時は4月6日以来の高値を付ける大幅続伸となり、節目とされている1200ドルを回復して引けた。また、最近の世界的な国債売りの流れを受け安全資産としての金が見直された。白金も上昇。金の上昇に連動して買われた。ドル安も白金買いにつながり1週間ぶりの高値をつけた。