5月26日、連休明けNY貴金属市場の金は下落。外為市場のドル高ユーロ安を受けて金は売られた。前週末に米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長が年内利上げを示唆する発言をし、これを受けて対ユーロなどの主要通貨でドル高が加速したことから売りが優勢となった。本日発表された主要な米経済指標が総じて良好な内容(4月の米耐久財受注額は全体で前月比0.5％減となったが先行指標となる航空機を除く非国防資本財受注は1.0％増と市場予想を上回った他、他の経済指標が良好)となり、これを受けてドルが対主要通貨でさらに買われたことも金の売りを強め、5月13日以来、およそ2週間ぶりに1200ドルの節目を割り込んで引けた。白金も下落。金の下落に追随したほか、対ユーロでのドル高や米株式市場の大幅下落に嫌気した売りが加速した。