5月28日、NY貴金属市場の金は小幅高。新規材料のないなか外為市場でのドル値動きに売り買いが交錯し、終盤にかけ小幅上昇して引けた。米連邦準備制度理事会(FRB)が年内に利上げするとの観測が根強く、金は軟調に推移し一時は1180ドルの節目を割り込む場面も見られた。しかしその後は、安値拾いの買いや対ユーロでのドル高基調が一服したことで買戻しも見られ、終盤にかけて小幅高で引けた。一方、白金は下落。米株式市場の軟調も白金の売りを誘った。ただ、終盤にかけ金の買戻しに白金も買われ下げ幅を縮小した。しかし、上昇には転じることなく、5営業日続落して引けた。