6月23日、NY貴金属市場の金は下落。外為市場でのドル高ユーロ安を受けて金は売られた。本日発表された5月の米新築住宅販売件数が市場予想を上回り、7年3ヶ月ぶりの高水準となり、外為市場でドルが対ユーロで上昇、これを受けて金は売られた。22日のユーロ圏緊急首脳会議で、各国首脳はギリシャの新提案を評価。また、24日のユーロ圏財務相会合でもギリシャ支援協議が進展するとの見方が強まり、ギリシャのデフォルト(債務不履行)やユーロ圏離脱に対する懸念が後退したことで安全資産としての金の魅力が薄れた。一方、白金は上昇。朝方は軟調に推移する場面も見られたが、終盤にかけて売られ過ぎによる安値拾いの買いや、米株式市場の上昇に買われた。ただ、上げ幅は緩く限定的となった。