6月26日、週末NY貴金属市場の金は小幅上昇。新規材料のないなかギリシャの先行き不透明感を懸念材料に買われた。最近の売られ過ぎに対するテクニカル買いや、ギリシャ政府が債権者側から提示された5ヶ月延長案に難色を示したことから、ギリシャ金融支援をめぐる交渉の先行きに不透明感が広がり、安全資産とされる金に買いが集まった。ただ、終盤にかけ週末を控えたポジション調整の売りに押され、上げ幅を縮小し、前日比ほぼ変わらずの小幅高で引けた。一方、白金は下落。米株式市場の上昇に好感した買われる場面も見られた。しかし、終盤にかけ金の上げ幅が縮小すると、白金も連動する形で売られ小幅安で引けた。