6/29 NY貴金属=金、プラチナ上昇
2015年06月30日
| 金 | 1179.00 | +5.80 | |
| PT | 1081.40 | +0.70 | |
| 銀 | 15.664 | -0.071 | |
| NY | ドル/円 | 122.56 |
海外貴金属市況コメント
6月29日、週明けNY貴金属市場の金は上昇。ギリシャの債務危機から安全資産としての金に買いが集まった。前週末のユーロ圏財務相会合でギリシャへの金融支援の打ち切りが決定したことで、同国のデフォルト懸念が高まった。また、ギリシャの銀行が休業し、金融システム不安も強まっているため、安全資産としての金に資金が流入した。ただ、終盤にかけて欧州中央銀行(ECB)による緊急流動性支援(ELA)が少なくとも今週末まで継続されるとの憶測で上げ幅は限定的となった。市場では「ギリシャ政府は30日に迫る国際通貨基金(IMF)への返済を実施しないとしており、同国がデフォルトに陥る可能性が高まるなか、週末の国民投票の結果次第ではユーロ圏に留まり、財政再建への可能性も残っている」と見ている。白金は小幅高。ギリシャのデフォルト懸念を背景に世界的に株価が急落に伴い、白金需要の低迷から軟調に推移した。ただ、終盤にかけ売られ過ぎによる買戻しも見られ、小幅上昇して引けた。






