7月16日、NY貴金属市場の金は下落。ギリシャ議会が財政改革関連法案を可決したこで安全資産としての金の魅力が薄れた。本日発表された米週間新規失業保険申請件数が予想よりも良好な内容となり、米連邦準備制度理事会(FRB)による9月利上げ観測が強まったことから、外為市場でドルが対ユーロで上昇。これを受けて金は売られた。また、ギリシャの支援再開見方から欧米株価が堅調となり、安全資産とされる金の魅力が後退し、6営業日続落して引けた。白金も下落。金の下落に連動し売られた他、米金利引き上げ観測から軟調に推移した。米株式市場の大幅上昇には反応が示さなかった。