7月23日、NY貴金属市場の金は上昇。最近の売られ過ぎによる一段安をを受けた買戻しで上昇。前日まで月の3分の1にあたる約10営業日続落となり、売られ過ぎ感が強まるなか、ギリシャ議会が欧州連合(EU)に金融支援再開の条件として求められた財政改革関連法案の第2弾を賛成多数で可決したことで、外為市場でユーロ高ドル安が進行。これを受けてファンド筋の買いで一時1トロイオンス＝1100ドル台を回復した。しかし、終盤にかけ良好な米経済統計を受けて、9月にも米国の利上げが開始されるとの観測が改めて意識されると売りも見られ、上げ幅を縮小し、小幅高で引けた。白金も上昇。早い段階では金の上昇に連動し買われた。しかし、欧米の株式市場の下落が響き、終盤にかけて売り物も膨らみ、前日比ほぼ変わらずの小幅高で引けた。