7月27日、週明けNY貴金属市場の金は上昇。安値拾いの買いや、欧米の株式市場の下落を受けて金は買われた。中国株式市場の急落を発端に、欧米株式市場が下落するなど、世界的に株安となったことから投資家のリスク回避姿勢が強まり、安全資産とされる金に買いが集まった。また、外為市場でドル安ユーロ高が進行したことも金を買う動きが強まる一因となった。ただ、一時は1100ドルを回復したが、終盤にかけて売りも見られ、上げ幅は限定的となった。白金も上昇。金の上昇に連動し買われた他、南アフリカ白金生産大手のロンミンが前週末に鉱山の一部を、閉鎖もしくは操業停止を検討していると表明したことも買い材料につながった。