8月7日、週末NY貴金属市場の金は上昇。売られ過ぎによるショートカバーと安値拾いの買いに上昇。朝方は堅調推移。本日発表された7月の米雇用統計で、非農業部門就業者数が市場予想を下回ったことから、一時は1100ドル付まで買われた。ただ、雇用回復の目安とされる20万人台の増加を維持し、平均時給や週平均労働時間が増加し、予想よりも良い内容との見方が強まり、米連邦準備制度理事会(FRB)による9月利上げ観測が強まると売りに押された。しかし、終盤にかけ米株式市場の下落を受け、比較的安全資産とされる金を買う動きから再び買われ、小幅上昇で週末の取引を終えた。白金も上昇。金の上昇に連動し買われた。しかし、原油安や米株価の下落を受けた売りに押され、上げ幅を縮小して引けた。