8月15日、週末NY貴金属市場の金は下落。朝方は堅調。外為市場でのドル高ユーロ安を受け金は買われ、一時1120ドル台まで上昇。しかし、その後は週末によるポジション調整による売りに押された。本日発表された7月の米卸売物価指数・同コア指数や鉱工業生産指数が良好となり、米国の利上げ開始が改めて意識されたことも売り要因につながった。ただ、全般に決め手材料不足から積極的な商いを見送る向きも目立った。来週は米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の公表を控えており、市場ではFOMC議事要旨の内容を見極めようと様子見気分が強く、商いは薄く低調な取引で終えた。白金も下落。米株式市場の堅調を受け買われた。一時1000ドル台で推移する場面が見られたが、終盤にかけ利益確定の売りも見られ、小幅安で引けた。金同様に商いは薄く低調。