8月17日、週明けNY貴金属市場の金は上昇。低調な米経済指標を受け金は買われた。前週の中国当局による人民元切り下げを受けた同国の景気先行き懸念が根強く、安全資産とされる金に買いが集まった。また、本日発表された8月のNY連銀・製造業景況指数がマイナス14.9と前月から大幅に下回る低調な内容となったことを受け、米連邦準備制度理事会(FRB)による9月利上げ観測が後退したことも、支援要因となった。ただ、上げ幅は限定的で商いは低調。白金も上昇。金の上昇に連動して買われた他、米株式市場の上昇も買い材料に繋がった。7月17日以来となる1000ドルの節目を1ヶ月ぶりに乗せた。