8月19日、NY貴金属市場の金は上昇。中国経済の不透明感や欧米の株安を背景に、安全資産としての金に買いが集まった。外為市場でのドル安ユーロ高を受けての買いや、中国経済の先行き不透明感の根強さを背景としたリスク回避の買いが先行し、約1ヶ月ぶりの高値をつけた。取引後に発表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、ほとんどのメンバーが利上げの条件はまだ満たされていないと判断したことが示され、早期利上げ観測が後退したことも金にとっては支援材料に繋がり、時間外取引でも上げ幅を拡大した。白金も上昇。米株式市場の下落にはほとんど反応せず、金の上昇に連動し買われ、金同様に1ヶ月ぶりの高値を付けた。