8月20日、NY貴金属市場の金は上昇。外為市場でのドル安ユーロ高を受けての買いや、止まらない中国株安を受け、世界的な景気先行き不安から金は買われた。中国経済に対する先行き不安から世界的に影響を及ぼすとの思惑が根強いことで、安全資産としての金が見直されるなか、前日に公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で9月会合での利上げ観測が後退したことも支援材料につながった他、韓国と北朝鮮の緊張の高まりも材料に7月15日以来となる1150ドルの節目を超えた。白金も上昇。米株式市場が大幅下落したにも関わらず、金の大幅上昇に連動するかたちで買われ、7月14日以来、約1ヶ月ぶりの高値に上昇した。