9月8日、連休明けNY貴金属市場の金は小幅下落。欧米の株価上昇を受け、安全資産としての金の魅力が薄れた。中国の景気対策に対する期待から中国株式市場が上昇、この流れを引き継ぎ欧州や米国の株式市場も上昇したことでリスク回避姿勢が弱まり、安全資産とされる金は売られた。ただ、売られ過ぎによる買戻しも見られ、終盤にかけ売り買いが交錯するなか、小幅安で引けた。一方、白金は上昇。中国当局の景気刺激策に対する期待感から、同国の工業用需要も回復するとの見方や、欧州や米国の株式市場の上昇に好感した買いに支えられ、1000ドルの大台を回復して引けた。