10月16日、週末NY貴金属市場の金は下落。最近の上昇を受けた利益確定の売りに押された。10月の米ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値が3ヶ月ぶりに改善した一方で、8月の米JOLTS(求人労働移動調査)求人件数は下振れとなるなど、本日発表された米経済指標は強弱まちまちとなり、売り買いが交錯した。ただ、市場の反応は限られたため、終盤にかけ買い戻しも見られ、下げ幅を縮小し小幅安で引けた。一方、白金は上昇。米株式市場の上昇に好感した買いや、前日の強地合いを継続し、ファンド筋の買い物が先行した。さらにテクニカル買いが膨らむ格好で上げ幅を拡大し、8月24日以来の高値圏に浮上した。