10月27日、NY貴金属市場の金は小幅安。米連邦公開市場委員会(FOMC)による金融政策決定を控え、様子見ムードが強まった。朝方は堅調に推移。本日発表された9月の米耐久財受注が2ヶ月連続のマイナスとなり、10月の米消費者信頼感指数が市場予想を下回ったことで、投資家のリスク回避姿勢が広がり、比較的安全な資産とされる金が買われた。ただ、本日から始まったFOMCの結果発表を明日に控え、様子見ムードが強まるなか、終盤にかけ利食い売りも見られ、前日比ほぼ変わらずの小幅安で引けた。白金も下落。世界的な景気低迷による白金需要の減少懸念や、米株式市場の下落を受け、軟調に推移した。