1月21日、NY貴金属市場の金は下落。外為市場でのドル高ユーロ安を受けての売りや、リスク回避志向の後退から安全資産としての金は軟調に推移。欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が、3月の理事会での追加緩和を示唆したことから、ドルが対ユーロで堅調となったことに加え、投資家のリスク回避姿勢が後退し、比較的安全な資産とされる金を売る動きが優勢となり、反落して引けた。一方、白金は上昇。NY原油先物相場の上昇や、欧米株価が堅調したことで上昇。ただ、終盤にかけて金の軟調を受け、白金も上げ幅を縮小し、前日比ほぼ変わらずの小幅高で引けた。