2月24日、NY貴金属市場の金は上昇。世界的な景気先行き不透明から、安全資産としての金買いが継続した。欧米株式市場や原油相場の下落を背景にリスク回避の動きが継続し、安全な資産とされる金の魅力が高まった。本日発表された1月の米新築住宅販売件数が低調だったことで、早期の米追加利上げ観測が後退し、金に買いが集まった。一時は約2週間ぶりの高値圏となる1250ドル台まで上昇。しかし、終盤にかけて原油相場が安値から急速に切り返し、米株価もプラス圏を回復すると、金も売られ、上げ幅を縮小して引けた。白金も上昇。朝方は金の大幅上昇を受け、堅調に推移した。ただ、終盤にかけて金の買い意欲が薄れると、白金も上げ幅を縮小し、前日比ほぼ変わらずの小幅高で引けた。