3月29日、NY貴金属市場の金は上昇。米利上げ観測後退から金は買われた。米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長が講演で「利上げを慎重に進めることが依然適切」との認識を示したため、一部で浮上していた4月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利上げ観測が後退。これを受け、ファンド筋等の買いで上昇して引けた。白金も上昇。イエレンFRB議長が利上げに慎重な姿勢を示したことで米株価が上昇し、工業用需要の増加期待や、金相場の上昇に連動して買われた。