4月12日、NY貴金属市場の金は上昇。引き続き、世界経済の先行き不透明感から安全資産として金は買われた。朝方は軟調。米先物相場の上昇や米株価上昇を受け、投資家のリスク回避姿勢後退から安全資産とされる金を売る動きが強まった。しかしその後、国際通貨基金(IMF)が今年の世界の成長率見通しを引き下げたことで、世界経済の先行き不透明感から改めて安全な資産とされる金を買う動きが強まり、4営業日続伸して引けた。白金も上昇。金の上昇に連動した他、原油や米株価の大幅高に連れる格好で買われた。一時は1000ドルの大台を回復する場面も見られ、3月8日以来、約1ヶ月ぶりの高値を付けた。