5月5日、NY貴金属市場の金は下落。外為市場のドル高ユーロ安を受けて金は下落。朝方は安値拾いの買いに上昇する場面も見られた。本日発表された米週間新規失業保険申請件数が増加し、これを受けて前日のADP全米雇用報告の低調な内容とともに米国の労働市場の弱さが連想されたことから、リスク回避の金買いが先行する場面もあった。しかし、その後は安倍晋三首相の円高牽制発言などを受けて、ドルが他通貨に対して上昇すると金は売られ、小幅下落して引けた。一方、白金は上昇。新規材料のないなか、テクニカルによる買いや米株価上昇により買われた。ただ、終盤にかけて上げ幅を縮小して引けた。