5月17日、NY貴金属市場の金は上昇。米株価下落や外為市場でのドル安ユーロ高を受け、金は上昇。朝方は軟調に推移。4月の米消費者物価指数(CPI)は0.4％と市場予想を上回り、伸び率は3年2ヶ月ぶりの大きさとなった。これを受けて、早期米利上げ観測が浮上したことで金は売られた。しかし、終盤にかけて米株価が大幅下落すると、安全資産としての金が買われ反発。前日比小幅高で引けた。白金も上昇。朝方は中国株式市場の下落を背景に、同国の工業用需要が低迷するとの見方が広がり、1050ドルの節目を割り込む場面もあった。しかしその後は、金の上昇に連動し買われ、金同様に小幅高で引けた。