6月6日、週明けNY貴金属市場の金は上昇。引き続き前週末に発表された低調な米雇用統計を材料に金は買われた。週末3日に発表された5月の米雇用統計が市場予想を大きく下回ったことから、米早期利上げが後退し、外為市場でドル安ユーロ高が進行。これを受けた流れが継続し、金は買われた。ただ、終盤にかけ米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長が講演で、5月米雇用統計に失望を示しながらも、緩やかな利上げを想定しているとの認識を改めて表明したことを嫌気する売りに押され、上げ幅は限定的となった。白金も上昇。金の上昇に連動し買われた他、米株価上昇や原油先物相場の上昇を材料に買われた。