7月27日、NY貴金属市場の金は上昇。米連邦公開市場委員会(FOMC)の発表を午後に控え、様子見ムードが漂うなか、安値拾いの買いで上昇。朝方発表された6月の米耐久財受注が4.0％減と市場予想を1.1％下回ったほか、米株価が軟調に始まったことで、投資家のリスク回避姿勢が広がり、安全な資産とされる金を買う動きが強まった。取引終了後に発表されたFOMCでは、年内の利上げに含みを持たせる内容となったものの、9月利上げを示唆する内容はなかったことから金は堅調に推移した。白金も上昇。金の上昇に連動して買われた。取引終了後のFOMCを受け、9月利上げ観測が後退したため、金と同様に上げ幅を拡大し、大幅上昇に転じた。