7月29日、週末NY貴金属市場の金は上昇。外為市場でのドル安ユーロ高を受けて金は買われた。日銀が打ち出した追加金融緩和が市場の期待に届かなかったことや、本日発表されたユーロ圏の経済指標が総じて良好だったことで、ドルが対ユーロで軟調に推移。加えて、今年第2四半期の米国内総生産(GDP)が市場予想を大幅に下回り、年内の米利上げ観測が後退したため、今後も金への資金流入が続くとの思惑が広がったことから、一時は12日以来の高値を付ける4営業日続伸となった。白金も上昇。金の上昇に連動し買われた他、7月の米自動車販売が前年同月比を上回る見通しが発表されたことで、自動車用触媒として使用される白金の需要増加観測が強まり、一時は昨年5月以来約1年2ヶ月ぶりの高値を付け、4営業日続伸して引けた。また、NY外為市場で円高が進行。対ドルで一時101円後半まで上昇した。