11月17日、NY貴金属市場の金は下落。良好な米経済指標を受けて外為市場でドル高が進行し、これにより金は軟調に推移。本日発表された米経済指標が総じて良好な内容であったことに金は圧迫された。注目されたイエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言では「比較的早期に利上げする可能性がある」とされ、12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げが示唆されたが、反応は薄かった。その後、米国債利回りの上昇を眺めて次第に売り物が優勢となり、終盤にかけて小幅下落して引けた。白金も下落。金の軟調に連動して売られた。ただ、米株価上昇を眺めた買いに支えられ、下げ幅は限定的となった。