8月25日のNY貴金属市場の金は続落。米中両政府が閣僚級の電話会議を行い、2月に発効した貿易協議「第1段階合意」の履行状況を検証したと発表。市場では、新型コロナウイルスや香港問題をめぐる両国の対立で、通商面でも関係が悪化するとの懸念が強まっていたが、この発表を受けてリスク警戒ムードが和らいだことで続落となった。また、新型コロナワクチンの早期実用化への期待が浮上していることも、下げ幅を拡大する要因となった。